こんにちは。イバラキングです。
みなさんは川柳って作ったことありますか?
私は3年にわたって「かすみがうらマラソン」の応援川柳に関わっています。
通称「かすマラ川柳」、正式には「茨城弁かすみがうらマラソン応援川柳」といいまして、マラソンランナーの方たちを茨城弁の川柳で応援しようという企画です。
五・七・五の17文字という制限の中でいかに面白い表現ができるか・・・一見簡単なようで奥深いですよね。
今回はかすマラ川柳よりも先輩の「茨城弁交通安全川柳」を紹介します。
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茨城弁交通安全川柳コンテストは、9年にわたって実施されている人気の川柳コンテストです。
これは茨城弁を使った川柳で交通事故防止を呼び掛けるというもので、警察署や道路脇に蛍光色の旗が立っているのを見かけたことがある方も多いでしょう。
その旗はよく見ると茨城弁が書かれていて、最初は「えっ?何だろう?」と意表を突かれた感じになるのですが(笑)、よく読むと五七五の川柳になっているんですね。
茨城弁を使うことで、ただの交通安全標語よりも親しみやすさや面白さがアップしており、最初にこのことを知ったときは、非常に画期的だと感心したことを覚えています。
そんな茨城弁交通安全川柳ですが、今年の入賞作品が決まりましたので、紹介させていただきます。
【高齢歩行者の交通事故防止部門】
最優秀:「おらここだ」 光お守り 反射材
優秀:あぶねがら 信号あっとご 渡っぺよ
優秀:おっかねえ 暗い夜道で 黒い服
最優秀作品は表現よりも内容がポイントになっており、特に「反射材」というのが重要ワードになっているという印象です。
茨城弁の表現という意味では、「あぶねがら」「あっとご」「〜っぺよ」など、かなりネイティブな表現を使った2番目の川柳の完成度は高いですね。
また、3番目は「暗い」と「黒い」で韻を踏んでいて、リズム感がありますね。
【飲酒運転の根絶部門】
最優秀:だめだっぺ 飲んで乗る奴 乗せる奴
優秀:言ったっぺ 飲んだら運転 すんなって
優秀:ちょっと寝て 減るわけあんめぇ アルコール
こちら部門ではもっともリズム感のある作品が最優秀となっています。
3つ目の川柳も「あるある」的な内容と「あんめぇ」を使っている点で個人的に気に入りました。
【子供の交通事故防止部門〜通学途中の交通事故防止〜】
最優秀:オラの子と 思って守っぺ 地域の子
優秀:通学路 ゆっくり走っぺ 気をつけて
優秀:ふざけっこ 道路じゃやんな 危ねから
最優秀作品は交通事故防止という枠を超えた、地域コミュニティの醸成をうたった壮大な作品ですね。
以上、3部門の最優秀と優秀作品を紹介しました。
他に佳作もそれぞれ10作品ずつありますので、興味のある方は下記のページでチェックしてみてください(※PDFファイル)。
http://www.ibaankyo.or.jp/pdf/140826_winningwork_09.pdf
では最後に、今回川柳に興味を持たれた皆さんのために、ただいま茨城県内で募集されている川柳コンテストを紹介させていただきます。
▼イクメン川柳(龍ケ崎市)
育児をする男性をイクメンといいますが、龍ケ崎市が男性の育児に関する川柳を募集中です。
前述の交通安全川柳と違って茨城弁を使う必要はありません。
部門は(1)イクメン部門(2)イクジイ部門の2つです。
育児をするおじいちゃんを「イクジイ」というのは今回初めて知りましたが(笑)、むしろイクメンよりも親しみがある響きでいいですね。
期限:9月12日(金)
http://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/news/2013091903820/
▼男女共同参画に関する標語・川柳(神栖市)
こちらは川柳に限らず、標語、絵手紙、一行詩などでもOKです。
男性の育児なども含め、男女共同参画に関する作品を募集しています。
期限:9月30日(火)
http://www.city.kamisu.ibaraki.jp/7197.htm
それではまた来週〜 Bye Bye!
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