こんにちは。イバラキングです。
みなさんは茨城にあらわれた有名なUFOをご存知ですか?
名前を「虚舟(うつろぶね)」といいます。
えっ、知らない?
まあ、無理もありません。
そのUFOが来たのは江戸時代ですから。
でもこの時代の話の中では結構有名な伝説だったようです。
今回この虚舟に関して新たな資料が発見されて話題となりました。
それは・・・本編で紹介させていただきましょう。
今週は代表的な茨城の未確認生物・妖怪をまとめてみました。
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▼虚舟(うつろぶね)
まずは前述の「虚舟」から。
未確認生物というよりは、未確認物体ですかね。
虚舟とは、どんぶりや香炉のような形をした乗り物で、茨城の海岸に漂着したそうです。
中には女性が乗っており、異国の言葉や文字を使っていたとのこと。
それで、茨城の人はどうしたかというと、そのまま海に戻してしまいました(笑)。
面倒なことに巻き込まれるのはごめんだぜ!・・・って、オイオイ(笑)
ところで、先ほどの新たな資料ですが、これまで虚舟が漂着したのは大洗、北茨城、鉾田あたりが有力ではないかと推測されてはいたものの、実在の地名ではありませんでした。
それが、今回の資料では実在の地名「常陸原舎(ひたちはらしゃ)り濱(はま)」と記載されており、これは現在の神栖市波崎舎利浜になります。
それにしてもこの虚舟、気になりますよねぇ。
当時はUFOの概念はなかったでしょうから、舟という名前ではあるものの、形がどうみてもUFOなんですよね。
また、宇宙人という概念もないので、異国の女性と書いたのかもしれませんよね。
もしかしたらタイムマシーンに乗ってやってきた未来人かもしれません(笑)。
▼河童(かっぱ)
これは茨城に限らず、全国的にも有名ですね。
茨城県内の出没地で特に有名なのは牛久沼と利根川でしょうか。
また、土浦市の佐野子公民館には河童の手のミイラが保管されています。
昔は門外不出でしたが、現在は博物館などに貸し出されて展示されることもあります。
▼イクチ
茨城沖にいたとされる伝説の怪魚です。
怪魚といっても魚かどうかはわからなくて、魚だとするとウナギのような、魚でないならウミヘビが近いでしょうか。
船を見つけると近づいてきて、船をまたいで通過していくそうなのです。
体長がなんと数キロもあるため、3時間(資料によっては2〜3日)かかるそうです(笑)。
また、体の表面から油が染み出してきて、これを汲み取らないと船が沈没してしまうのだとか…大変です。
▼龍魚(りゅうぎょ)
明治時代に北茨城市の大津浜で、からだに五三桐や葵の紋などの模様がある魚が捕獲されました。
体長は2.4mほどで、その模様からめでたい魚とされ、茨城県が上覧したことが新聞報道されました。
ちなみに「上覧」とは天皇など身分の高い方に見てもらうという意味なので、天皇陛下がご覧になったかどうかはわかりませんが、少なくとも正式に国に報告されたということでしょうね。
正体はチョウザメではないかともいわれていますが、定かではありません。
▼日和坊(ひよりぼう)
夏の晴れた日に茨城の山にあらわれるという妖怪です。
ですので、雨の日にはあらわれません(笑)。
てるてる坊主のモデルともいわれていて、この日和坊に似せて人形をつくり、霊をまつったものがルーツなのだそうです。
▼柳婆(やなぎばば)
現在の鉾田市にあらわれたといわれている木の妖怪です。
樹齢千年以上といわれる柳の木が美女や老婆に姿を変えて人を惑わしたというもの。
柳の木は老いや病気、死のイメージと関連づけられるので、それを擬人化したものともいえそうですね。
▼宗固狸(そうこたぬき)
常総市の弘経寺にいたとされる化け狸です。
弘経寺は徳川家康の孫娘「千姫」の菩提寺としても知られていますね。
私も弘経寺には何度か行ったことがありますが、さすがにこの狸のことは知りませんでした!
▼ダイダラボウ
茨城の伝説の巨人です。
「ダイダラボッチ」「デーダラボッチ」などともいわれ、巨人伝説は全国的に残っていますね。
現在は大串貝塚ふれあい公園で巨大なオブジェ(展望台)になっていますので(笑)、見たことがない方は一度行かれてみてはいかがでしょうか?
他に茨城では「三太」という巨人も知られていますね。
「三太の湯」の名前の由来にもなった常陸大宮市(旧山方町)の巨人です。
こちらも三太の湯にオブジェが置かれています。
それではまた来週!ByeBye〜
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